蒼
担任の頼み事は短大の過ごしかたや校内案内、授業を受けるための提出する書類の書き方について教える転入生の世話だった。
願ってもみなかったことなので良い返事をすると担任は再び風の如く颯爽と去っていった。
「えっと、じゃあまず教科書置きにロッカー行こうか。」
「うん。」
せっかくのチャンスだ。逃してはならない。
「あ、あたしは佳良琳玖って言います!よろしくね!」
「うん、よろしくね。珍しい名字だね佳良って。」
「そうだね、あんまりいないなぁ…そういえば、み…みはねさん?も珍しいね。」
「言いにくくてごめんね?リースでいいよ?」
……姫だ。なんて可愛いのだろう。
「ほ、ほんと!?あたし友達の名前を呼び捨てって初めて!」
「そうなんだ。じゃあ私も琳玖って呼んでいい?」
「もちろん!うわっ嬉しい!」
あぁ!友達ってなんていいんだろう!
ガチャッ
「ここがロッカー室で、渡された鍵に書かれている番号の所に入れられるよ。」
「へー…あ、ここだね。」
カチャン!
「ん、じゃあ教科書入れよっか。」
「うん。」
願ってもみなかったことなので良い返事をすると担任は再び風の如く颯爽と去っていった。
「えっと、じゃあまず教科書置きにロッカー行こうか。」
「うん。」
せっかくのチャンスだ。逃してはならない。
「あ、あたしは佳良琳玖って言います!よろしくね!」
「うん、よろしくね。珍しい名字だね佳良って。」
「そうだね、あんまりいないなぁ…そういえば、み…みはねさん?も珍しいね。」
「言いにくくてごめんね?リースでいいよ?」
……姫だ。なんて可愛いのだろう。
「ほ、ほんと!?あたし友達の名前を呼び捨てって初めて!」
「そうなんだ。じゃあ私も琳玖って呼んでいい?」
「もちろん!うわっ嬉しい!」
あぁ!友達ってなんていいんだろう!
ガチャッ
「ここがロッカー室で、渡された鍵に書かれている番号の所に入れられるよ。」
「へー…あ、ここだね。」
カチャン!
「ん、じゃあ教科書入れよっか。」
「うん。」