初恋心
コンコンッ―――...


と後ろの方のドアからノックの音が聞こえた。


ビックリして振り返ると...


開かれているドアのところによっかかりながら、ノックをしている人がいた。


あれってもしかして...


「あんた...篠原麻依香?」


「え...?」


「俺橋田夏弥っていうんだけど、番号とメルアド交換しねぇ?」


「は...?」


てかやっぱり...


あの赤茶の髪に右耳についたたくさんのピアス...橋田夏弥だ。


話したことはないんだけど...目立つから学校中で知らない人なんていないだろう人。


そんな人が何で私なんかに...?


てかいきなり番号とメルアドって...軽くない?
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