Tactic
「ったく、今度から俺がいない間、部屋に入るの禁止」


「え~?もう、あんなことやこんなことできねぇの?!」


あ、まじコイツあり得ねぇ。


怒りを見せながらも、笑顔で安司の胸ぐらを掴む俺。


「なにをしてたのかな?俺の部屋でよ~」



「智くん、笑ってるけど、まじ怖い……。嘘です!ウソ!冗談だろ~?」

コイツにゃ、何言っても同じだわ。と、半分諦めモードの俺。


「あ~もう、俺はそれどころじゃねぇっての!」

ベッドに仰向けに寝転ぶと、天井を見上げた。


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