ふれんどor らぶ
「ねぇねぇ、美香奈ちゃん??」
「ん?なに?」
振り向くとさっき騒いでいた女の子だ。
近くで見ると目がパッチリしていて凄くカワイイ。
「あのさぁ、……もしかして拓くんの事好き?」
「!?……ちがうよ!ってか何でそんな事聞くの?」
「え。だってウチ拓くんの事好きだからさ……。」
彼女の頬がピンク色なった。
……やっぱり人気なんだ。
ちょっとの沈黙が流れた。
「あ。私、菅野満理子(スガノマリコ)。同じクラスだよ。マリって呼んでね!!」
「うん。私の事は美香奈でいいよ。よろしく……。」
「ウチらって友達だよね!?」
「う、うん。」
満理子は、ずいっと私に顔を近づけた。
「それじゃあさ、ウチの恋に協力してよね!?」
「えっ?……うん。頑張ってね?」
「うん。頑張る!!!」
私は満理子の目を見る事が出来なかった。