私の好きな人


誰もいない、会社に出社して、掃除をして皆さんの出社を待つ、そんな生活ももうすぐ1週間が経とうとしていた。



掃除が終わり、お茶の準備をしに給湯室に行く。

コーヒーを一杯入れて飲むのが、ちょっとした楽しみだった。


コーヒーを飲み終わり、営業部のフロアへ戻ると、窓際に人影があった。


「おはようございます。」

声をかけると、その人はこちらを振り返った。




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