私の好きな人


走ってくる足音がする。


それは、通り過ぎて行った。


「はぁ……」


なんとなく、安心して立ち上がろと足に力を入れた。


ガチャ

ドアが開いた事に驚き、身体がグラッとして倒れそうになった。

「佐藤さん…!」

腕を捕まれて、抱き寄せられていた。



「部長さん……」


「ほら、また言う…」


「あ…仲原さん…です。」


「そう、いい子だ…」



そういうと、私を抱きしめる仲原さん……





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