【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
なんで見られたらやばいんだ?



雪兎が日本に帰ってきた日、一回見られたよね?



だからいいんじゃ…?



でも、キャーキャー騒がれるのも迷惑だ。


やっぱり、それは避けたい。



そう思って視聴覚室から出て行こうとしたとき。



またしても雪兎に腕を掴まれた。



「…まてよ」


低く、唸るような雪兎の声。


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