【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
「雪…兎?」
さっきのとは違う、冷たい声。
私はドキッと胸が高鳴った。
雪兎…怒ってるの?
「返事…なし?」
上目遣いで私を見る雪兎。
明らかに機嫌が悪そうだった。
「ゆ…きと。ごめんね」
「…なんで謝んの?」
雪兎は立ち上がり、私の両肩を持った。
近づいてくる女の子の足音に耳を澄ましながら、冷や汗を流す私。
さっきのとは違う、冷たい声。
私はドキッと胸が高鳴った。
雪兎…怒ってるの?
「返事…なし?」
上目遣いで私を見る雪兎。
明らかに機嫌が悪そうだった。
「ゆ…きと。ごめんね」
「…なんで謝んの?」
雪兎は立ち上がり、私の両肩を持った。
近づいてくる女の子の足音に耳を澄ましながら、冷や汗を流す私。