【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
「雪兎…ごめん、離して?」



「…嫌。答えるまで離さない」


「お願い雪兎!」



どんどん迫ってくる足音。


甲高い笑い声。



こんなとこ見られたら…。



すごく焦っていた。



はっきり言わなきゃ…雪兎とは付き合えないって。



でも…言えないのはなぜ?

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