【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
バカみたい。
自分から雪兎に嫌われるようなこと言ったのに、次々と涙が止まらない。
今まで喧嘩はしょっちゅうあったけど、あんなに冷たい言い方されたのは初めてだった。
「…ほらな。言っただろ」
後ろから声がし、はっと振り返る。
「崎田…ごめんね」
「わかったらもう二度とあいつに近づくな」
崎田はポケットに手を突っこんだまま、そう言い放った。
「なんで…そこまで言うの?」
…わからない。崎田がそこまで気にするのかが。
自分から雪兎に嫌われるようなこと言ったのに、次々と涙が止まらない。
今まで喧嘩はしょっちゅうあったけど、あんなに冷たい言い方されたのは初めてだった。
「…ほらな。言っただろ」
後ろから声がし、はっと振り返る。
「崎田…ごめんね」
「わかったらもう二度とあいつに近づくな」
崎田はポケットに手を突っこんだまま、そう言い放った。
「なんで…そこまで言うの?」
…わからない。崎田がそこまで気にするのかが。