【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
「そう言うなって!せっかくの俺との再会なんだからさ」



誰があんたと再会したいって言った?(怒



「うざいって!!マジ迷惑なんですけど!私なんかより、周りの女の子たちがいるでしょ!!」



周りに見られるの、嫌なのよ…!



「つれないな~…」



「黙れ!」



私は少し歩くペースを速くした。


雪兎と横に並びたくない!



「お前変わってねぇな~」



「あんたほどじゃないけどね!…ていうかついてこないでくれる?」



すると雪兎は足を止めた。急だったから変に思った。



振り返ってみると、雪兎は俯いていた。



「雪兎…?」

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