【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
女の子にははっきり言わないもんな~…。


嫌なら嫌ってはっきり言えばいいのに。



「ずるいです!その女ばっかり…!もっといろんな人と触れ合ってみてはどうです!?」



その言葉に、私はカチンときた。




「ちょっと!それじゃあ、私が雪兎のこと好きみたいな言い方じゃない!

やめてよね!そういうの!!

それに、雪兎と話したければ勝手に話せば?私は別にこいつと話したいわ
けじゃないから!!!」



私は女に向かって言った。



女は目を見開き、私を凝視した。



「…おい!どういうことだよ!?」



私の言葉にすばやく反応したのは雪兎だった。


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