【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
ふりかえってみると、そこには崎田がいた。



「崎田…?」



「おう。あのさ…ちょっとききたいことあんだけど…」



「ききたいこと?」



「あぁ」



崎田は渋い表情をして、私を見据えた。




「なに?」



「お前…あの佐伯雪兎と仲いいのか?」



「へ…?雪兎と?なわけないじゃんー!

あいつのこと友達なんて思ったこと一度もないから~」



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