【完】恋の欠片―ユアン編―㊤
そう言って笑い飛ばしたけど…
「本当に?」
崎田はいつになく真剣な目で再度、私に問いかける。
「さ、崎田ぁ!?」
「…あいつのどこがいいんだよ。
いろんな女子にモテて、調子に乗って…あんなやつ、男の俺から見たら、ただの女たらしにしか見えねえっつの」
「!!!」
今、なんて……?
雪兎のこと女たらしって言ったの?
私の中で、何かが切れる音がした。
「本当に?」
崎田はいつになく真剣な目で再度、私に問いかける。
「さ、崎田ぁ!?」
「…あいつのどこがいいんだよ。
いろんな女子にモテて、調子に乗って…あんなやつ、男の俺から見たら、ただの女たらしにしか見えねえっつの」
「!!!」
今、なんて……?
雪兎のこと女たらしって言ったの?
私の中で、何かが切れる音がした。