ラスト ウィッシュのレビュー一覧
傷ついた心は、 あの人の言葉で癒された… あの人を失うくらなら、 『私を殺して』 それは、偽りの無い私の想い。 あの人に癒された私の心は、 あの人無しで、満たされることは無い。 『あたなと一緒に死にたい』 あなたと生きて、あなたに付いて、あなたと共に死にたい… ラスト ウィッシュ… 一日一日を必死に生きる十台の私が、必死に守ろうとしたもの。 それは、時を経てもなお変わらぬあの人への想いでした。 こんなにも自分にとって大切なもの、 見つけられたら幸せです。
彼女の想いはいつだって真っ直ぐだった 抱きしめてほしい 傍にいてほしい わたしを殺してほしい…… 全ては彼を愛するが故の願い また、彼は真逆の愛情を彼女に注ぐ 自らの立場のために 彼女を遠ざけ切り捨てるふりをする 自分を憎ませてまで それは彼女を想うが故の行為 交錯する登場人物たちの想いや叫び、そしてその願いが心にくい込むように響きます それほどまでに心揺さぶられる作品 大好きな作品になりました
身体にココロに染み渡る、圧倒的な文章力。 恋なんて薄っぺらい言葉も似合いません。 全てにおいて私は愛だとおもうのです。 登場人物の行動、言葉なにもかもが愛なんです。 綺麗な描写を並べるだけではない。 時には人間の奥底をえぐるような描写だってあります。 なにもかもが綺麗ごとではない。 深いです…。 『私を殺して…』 恐ろしいほどに一途な愛を感じました。 愛しあうものは、どんな距離があっても、どんな事があっても、きっといつかはまた、巡り合う。 素晴らしい作品でした。 ぜひ読んでください。
ああ、私バカでした。 バカすぎます。 この作品の存在は、ずっと前から知っていたのに読んでいなかったんですもの。 尊敬する作家さんのレビューを見て読み始めたのですが……見事にやられてしまいました。 ばらまかれた伏線、それの回収。 よく調べられていて密度が高いです。 こんなに完成度が高いケータイ小説はなかなかない。 ペコペコ頭を下げることしか出来ません。 読まない人は絶対に損してる。 私は本でもこの作品を読みたい。
奈緒の願い・沢木の願い・岸本の願い・父の願い この作品。創作を志す全ての人達に読んで貰いたい。 そして自分の技量と見比べて貰いたい。 10人の内3人はとても勝てないと諦めて、6人は比べる事すら出来ない自分の作文に呆然とし、残った1人はなんとか追い付こうと必死に縋る。 残ったその中でもほんの一握りしか、ユウさんと同じ景色を見る事は無いでしょう。 圧倒的筆力を、ページをめくる貴方の指が感じる作品。 この作品にケチつける奴ぁ俺んとこに来い。
大好きな作家さんなので投票するにあたりこちらの作品の表紙へ行った。 そしてうっかりまた最後まで読み返してしまった。 だから忙しいんだって。(笑) 最近は生々しい実話をこれでもかというくらい書くのが流行っていて本当にここまで書いて大丈夫か?って思ったりするが、そういうタイプの作品よりも遥かにリアルで面白かった。
妖しい魅力をもつ男 に惹かれていく主人公のナオ。 決して好きになって はいけない… そうわかっていても どんどん惹かれていく。 身も心も彼におぼれ 彼がすべて。 彼のためなら、彼のそばにいられるならば…… この命をかけても…いい そんな一人の少女が出会った想像を絶するラブストーリー。 巧みな文章に酔いしれて、ストーリーの展開にも全く無駄がなく、構成が完璧。 読み応えたっぷり。 描写もとても詳しく丁寧なので、映像を見てるみたいにイメージもしやすくて、常にハラハラドキドキさせられてしまう。 読み出したら、最後まで読まされてしまうでしょう。 ラストはもう感動で涙しました。 ほんとにオススメです。
ケータイ小説には珍しく社会派で、構成のしっかりとした作品だと思います。 重厚にして骨太。 筆力に翻弄されました。(^-^)v
読ませていただきました。 今回の作品も素晴らしかったです! 浅海さんは登場人物の職業にとてもお詳しいですよね。 総会屋、客室乗務員、ホスト…… 小説を書くために調べたりされるのですか? もしそうだとしたらすごい小説家根性ですね^^ しかし、書くうえではとても大切なことだと思いますし、話の理解度と知識が深まります。 浅海さんの作品が魔法のようにわかりやすく、次が早く読みたくなる理由はそこにあるのかもしれませんね。 この作品は主人公のもどかしい心情が痛烈に伝わってきました。 奈緒の弱いとも強いともいえる心の動きに振り回されっぱなしでした(笑 たくさんの知識と感動を僕に与えてくれてありがとうございます。 次の作品も楽しみにしています!!