恋愛アドバイサーズ
「そうですか。
それはそれはおめでとうございます。
私も宮城と何かあった時はここに相談に来ましょうかね」
なにもないと思うけど。
「……何を言ってるんですか?」
「?」
「朋さん、あなたはアドバイサーズのメンバーですよ?」
「…………うぇぇぇぇぇっぇぇぇええええええ??!!??!!
なあんでですか??」
私は大手出版社に就職決まったんですよ???
「確か、あなたは恋愛クリニック部で恋愛物の漫画を読んだのがキッカケで出版社に就職したんですよね?」
「はい」
「なら、出版社で働かなくても、恋愛アドバイサーズがあるんだから、そっちで働けばいじゃないですか!!」
っえ??
そういう問題??
いやいやいやいや。
「でも、もう決まったことですし」
そうそう、あとは入社式をすまして完成ですよ?
「あぁ、それなら僕たちが断っておきました」
「え?何を??」
「朋さんの出版社に電話して、取り消しにしてくださいって頼んどきました☆」
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ」
なに、勝手なことしてくれてんじゃ!!こらぁぁぁ!!!