恋愛アドバイサーズ


すると、メガネをキラリと光らせ、頼もしき先輩が助けてくれた。

「簡単に説明すると、我々はだな、恋愛に悩む方の味方なのだ。恋愛限定で悩む方のお助け隊であり、良き理解者なのだよ。わかりましたか?」





……お助け隊って。

インテリメガネが言うとなんかおもろい。




と、少し吹き出してしまいそうなのを堪えながら女子高生を見る。
が、『この人、何言っちゃってんの?』と言いたげに目を丸くしている。



「ッカ!!えっ?あんたが相談に乗るわけ??キモーイ!!!」

「つかつか!冗談はメガネだけにしてくれって感じ??」

「ッカ!!冗談はメガネだけにしてくれって意味わかんねぇ!!(笑)」

「つか!おもしろかった?(笑)マジで私、お笑いめざせるんじゃね??」

「ッカ!!イケルー!!超イケルよ、それー」



……あんた達の笑いの壷……略して笑壷がワカリマセン。




冗談はメガネだけにしてくれ……本気で意味わかんない!!

そんなとき、再び奴のメガネがキラリと光った。

「ほ〜〜!このメガネがおもしろいと?!」

かなりご立腹な様子……。
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