恋愛アドバイサーズ


「ッカ!!じゃあさ、メガネの特技はなんなわけ〜?」


山田先輩の特技?

山田先輩の特技っていえば……暗記??




「僕…………ですか?」

「ッカ!!お前だよ。このメガネ!!」



……キミたち、怖いもの知らずもそこまで行くとミラクル通り越してミラコーだよ。


恐る恐るインテリメガネを伺う。


「ヒィ!!!!!!」





インテリは……


いえ!
インテリメガネ山田様は、不気味な笑みを浮かべ、メガネをキラリと光らせた。




「メガネをかけている人は98パーセントの確立であだ名がメガネ……」

「つかつか、それ、……あるよねぇ〜!!!!」

「ッカ!なんでかメガネって呼んじゃうんだよね〜」




うんうん。
私も山田先輩のことインテリメガネって心の中で呼んでるし。

メガネをかけてる人は大抵メガネ君になっちゃうんだよね。



「……まぁそんな話はおいといて、まず一つ……このメガネをバカにする資格は貴様等にはこれっっぽっちもない。
なぜなら、このメガネは特注で作ってもらったもので、何十万もかけたのだ。
まがい物の財布で満足してるような貴様等にはこの価値がわからんのだ。
それから……
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