歌詞集〜路端で咲く詩〜
アンジェ・パッセ




天使が切り裂いた夜明け
募る君への想いは溢れ
この身体から飛んで君に届け
切ない恋の歌

ふと気付けば君の顔見て
その声がもっと聞きたくて
短い針の様に進み始めた
この想いは遠く


煌めく街に浮かぶ月を見て
君もこの月を見てたら
繋がれるのかな?って
そんな簡単なじゃないことだね
そうだよね


電話越しの声に
不器用に軋んだ胸
君想うことで
心まで震えているんだよ

ふいに声が途切れ
少しして2人で笑っていた
その瞬間は確かに
心が重なっていた

ね、そうでしょ?





夢から突然目醒めて
「キミ」も「キミへのオモイ」も消えて
まるで始めから無かったかの様に
世界が回るなら

僕は「ボク」ということを止め
この世界からおいとまして
例え何処であろうと「君」のいる
世界へ旅立つの


君に出会えたことを
このノートに書き込んでおくよ
いつの日にか君をもっと
好きになった時に読み返そう

そしたらもっともっと
もっともっと君を好きになれると思うんだ

でも見られちゃったら恥ずかしいし
やっぱ止めておくよ

だってそんなことしなくても
「僕」は「君」が好き


あの時天使が通り過ぎて
心がそっと触れ合って
小さく君に聞こえないように
「好き」と言ったこと

今はきっと笑って話せるよ
「バカだなぁ」って言ってくれよ
声を大にして今
君に伝える僕の気持ち

「飾らないままの君が好きだよ」



天使が切り裂いた夜明け
募る君への想いが溢れ
この身体から響き君に届いて
始まる恋の歌


The angel passed and gave us happiness.




< 33 / 67 >

この作品をシェア

pagetop