歌詞集〜路端で咲く詩〜
鼓動
いつかは消える命だから
この胸は強く時を刻んでいくよ
望まれ生まれた命だか
この胸は時にグッと痛む
トントン母の手のリズムで
いつも眠りについて
抱き締めてくれた
暖かさや強さも
いつか忘れてしまったけど
トントンと今知らず知らずに
僕はあなたの背中を叩いてる
抱き締めるただそれだけなのに
鼓動に乗って想いが伝わるね
世界にたった一つだけ
何も望みはしない無償の愛
与えてくれた母を真似て
僕はあなたに
そんな愛をあげたいのさ
いつかは消える命だから
僕らは止まることなく時を刻む
抱き締めあって重なれば
別々の胸に同じ時が刻まれる
違うリズムで同じメッセージ
「愛してる」
トントンあなたの包丁のリズム
くすぐったい様な幸せで目覚め
大きくなったお腹にそっと
願いを込めて耳を押しあてる
世界にたった二人だけ
全てを賭けて
守りたいと思える人
あなたと宿る未だ見ぬ君
あなたも僕と
同じ気持ちでいるのでしょう?
嫌でも消える命だから
僕ら未来へ新しき命繋ぐ
望んで産まれた命だから
時には厳しく優しくもなれる
いつか君が大人になったら
僕らを超える幸せを見つけてよ
同じ想いを込めて抱き上げる
「愛してる」
夢の様な素晴らしき日々
与えてくれた人達
感謝の気持ち伝えきれない
こんな僕をいつかは許してね
明日もあなたと君と一緒に
ただ過ごせたら叶わぬ願い
最後の言葉は君に捧げる「ごめんね」
どうか泣かずに見送って欲しい
儚く弾む命だから
耳を押しあて懸命に感じるんだ
いつか生まれ変われるのならば
また同じ様に一緒に過ごしたいな
最期のリズムはあなたに伝えたい
「ありがとう」