歌詞集〜路端で咲く詩〜
風と追いかけっこ


青い風追い掛けよう
冬の星座に身をゆだね
転んだって立ち上がれ

僕はずっと走り続ける



悲しみにうつむき
肌を震わす睦月
枯れた瞳何を見る?
開かない心の扉

押しても開かないか
それなら引いてみようか
まだそれでも開かぬなら
いっそ壊してしまえ


丁度その時 南の窓を
誰かがノックした気がした
振り向いても誰も居ない
吹き抜けた風が
僕を迎えに来てくれた


ほら風が逃げるぞ
捕まえにいかなきゃ すると
いつの間にか走ってた
扉はずっと開いていた

逃げる風が駈けていく道
じゃりんこ道 擦り剥く足
気にしている暇はない

立ち止まったら見失うだろ?




喜びにありつき
過去を悔やんで卯月
幸せへの別れ道
最初から知ってた

風と言う名の夢追い掛ける
始めの一歩目が
全てを分けた場所だと
気付いたのさ


自分の夢を叶えられる人は
ほんの一握りだけど
夢を見ること 追い掛けること
誰もに与えられた権利だから


青い風追い掛けよう
芽生えた花に包まれて
追い掛けて走る道
その距離こそが宝物

巡る季節 巡る時間
何も待ってはくれないから
立ち止まるのほどほどに
僕はいつだって走っていこう



いつの日か必ず
夢を諦める日は来るけど
走ってきたその路が
擦り剥いた傷跡が
君をこれから

支え続けてくれる
糧となり輝くから
立ち止まるのほどほどに
僕はずっと走っていくよ

走っていくよ

走り続ける
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