歌詞集〜路端で咲く詩〜
カモミール・ロマンス
それを恋と言うには未だ青過ぎて

始まるロマンス リンゴの香り



いつものバス停の朝陽
変わらない日々は退屈で愛しくて
何時までも続くと思ってたら

風が tatara
駆け抜けたから
始まったな

自覚なんてセミの声で消えて
恋は駆け出していた



教室 色付いた空
雲の流れを目で追って
無意識に鼻をこすって
トクン 胸が弾んで


それを恋と言うには未だ青過ぎて
自分でだって分からない

鼓動の速さだって気づいていない oh
だって君の横顔すら未だ見ていない

バス停を抜けたりんごの様な香りと
遠くなる後ろ姿 

なびいた髪 煌めいて
僕の心は今 奔り始める 


いつもバス停の列の中に
君の笑顔と ころころ笑い声 愛しくて 
いつも視線奪われた tatara

風で tatara
スカート揺られ tatatarara

少し先でいつかきっと 
この胸は弾むの



それを恋と言うには未だ青過ぎて
自分でだって分からない
この想いの行方はきっとまだ
決まってはいなくて

道端に咲いた白い花に尋ねても
答えはそう
聞けはしなくて

ふわり舞った
お気に入りの香り そっと
背中押されたみたいで
1人笑って
歩き始める


教室 色褪せた空
雨音がずっと響いている
無意識に君を思って

トクン 胸は……



それを恋と言うには未だ青過ぎて
自分でだって分からない
鼓動の早さだけが
君への想い もっと強くする

今度はいつ また君に出会えるのかな?
バス停を抜けたりんごの様な香りの
名前なんて知らなくても oh

君を見つけて
少し話してみたいな


それを恋と言うには未だ青過ぎて
お気に入りのカモミール・ローマン

ロマンス運んで
風が吹き抜け tatatara

tatatara

始まるロマンス
りんごの香り

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