歌詞集〜路端で咲く詩〜
虹越え横丁*


ごらん虹が架かったよ
あの向こうに
何があるか分かるかな?

なんて楽しげに聞くんだろう
パパが子どもになったみたい


パパは僕の頭を撫でて
虹を見ながらこう言った


あの向こうにはもう1つ
僕らの暮らしている街があると

それならパパ行ってみようよ
あの橋をくぐり抜けて

僕が絶対にパパを
虹を越えた先に或る
夢の街まで連れて行くから



白い雲の船に乗り
エンジンには
有りったけの夢を詰めて

真っ青な海の様な空を飛び
夕暮れに似た大地が紅く燃える

虹の向こうの街まで僕が
パパを連れていくのさ


七色の橋を渡れ
純粋の様な真っ白なソリで

逆さまに静寂の空へ
飛び込んだソコに歓喜の海

ごらんごらんよ。と
子どもの様な目で
僕を見つめるパパの中の
ショウネンと出会った



僕らはたどり着いた
七色の先のボクラの街


何一つ変わりなどない
ただ一つ僕を残して

何一つ同じなどない
ただ一つ僕を残して



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