自由帝の笑顔の嘆き
セバスが持ってきたのは一本のナイフだった。
父親が鞘から抜いて刃を見せる。
それは真っ青なナイフだった。
「これは俺が昔使ってたナイフだ。これをもってけ」
父親がナイフを渡す。
「お父様!お許しなさるつもりですか!?」
「良いか?行く先では身分を隠せ。決して皇子と悟られるな。それと…」
「それと?」
「必ず帰ってこい。それが条件だ」
ロキはナイフを鞘から抜き胸の前に掲げる。
「このナイフと我自身に誓って」
「お前に神の加護がありますように」
父親がロキの髪をくしゃくしゃにする。
「楽しんでこい!世界は広いぞ!」
こうしてロキの旅が決まった。
父親が鞘から抜いて刃を見せる。
それは真っ青なナイフだった。
「これは俺が昔使ってたナイフだ。これをもってけ」
父親がナイフを渡す。
「お父様!お許しなさるつもりですか!?」
「良いか?行く先では身分を隠せ。決して皇子と悟られるな。それと…」
「それと?」
「必ず帰ってこい。それが条件だ」
ロキはナイフを鞘から抜き胸の前に掲げる。
「このナイフと我自身に誓って」
「お前に神の加護がありますように」
父親がロキの髪をくしゃくしゃにする。
「楽しんでこい!世界は広いぞ!」
こうしてロキの旅が決まった。