kiss!



「何・・・。」

「・・・・・・。別に。」


ジッと風龍を睨むあたしに話掛ける風龍。

風龍が大嫌いなあたしは素っ気なく返事を返す。


風龍は
あたしの幼なじみ。


でも・・・
嫌い。
大嫌い。



風龍は昔から
モテる。


鼻は高いし
背も高い。

目は丸い。
ケド、何でも
見透かしているような
目をしてる。



そんな目が
嫌いなんだ。


あと・・・

「風龍ーっ」

後ろから
女の声。

「・・・・・・何。」

素っ気なく答える
風龍。

「今から家行っていーっ?」

・・・・・・。

「いいよ。」


即答。


そう。

風龍は軽い。



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