kiss!
■ホント
―宇依那side―
「あいつ、あたしが好きって言った?!」
なんで・・・
なんで…。
なんで・・・――ッ!?
だからって
なんで
あたしにkissすんの?!
あたしがまだ
kissした事ない
って知ってるクセに。
あいつ・・・
最低・・・。
色んな感情が
わき上がってきて
あたしは
泣いて泣いて泣きまくった。
まるで
生まれたての赤ちゃんみたいに・・・。
一通り泣いたあたしは
洗面所に行って
鏡を覗く。
「ははっ・・・―。ヒドい顔・・・。」
笑うしか出来ない顔。
とにかく唇をあらい
あたしは目を冷やした。
「ひゃあっ!!つっめたぁっ・・・――。」
あたしは軽く目を瞑る。
どうしてさっきみたいな事に成ったか考える。
あたしが
噛んだから?
てか
そーいえば風龍、
あたしに
『誘ってんの?』
って言ったよね・・・。
いや。
あたしが好きだからか?いやでもあれゎ
多分冗談・・・。
“プルプル…”
「うはっ!」
突然ケータイが鳴る。
メールだよね?
パカッ
とケータイを開く。
「せっ!先輩?!!」
メールの送り主は
学校の先輩だった。
ちなみに
あたしの好きな人。