15のとき
どうして、彼女はいつでも私なんかに話しかけてくれるのだろうか。




学級委員だから…?


しかたなく…?




一度聞いてみたかったこと。


「ねぇ、黒木さんて…」


「えっ、なに?」


「どうして、いつも話しかけてくれるの?」




彼女は


う~んと少し考えるしぐさをした後


「そうだなぁ…。松岡さんは、他の人にはないオーラがあると思うんだよね!」



ワタシにオーラ…?



どぉいうこと…?


「う~ん、上手く言えないけど…例えば…、あっ!意外に歌うたったらすごいとかさっ。」



ウタ…


歌ぁ!?



「本当に?私歌ってそうに見える?」



「う…、うん。例えばね。」



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