15のとき
「ごめんね、勇気。ちょっと急用思い出しちゃった!」



「えっ!ちょっ…奈美?」



「本当にごめん。また埋め合わせするから。じゃあ!」



私は急いだ。





どうか…



待ってて…!






今なら母の幸せを心から願えるような気がする…。





やっと


自分のいるべき場所がわかったから。
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