15のとき

おじさん達は気を効かしてくれたのか、いつの間にかひとっこ一人いなくなっていた…。


「今から母の見舞いに行くんだけど、一緒に来てくれないか…?」


ユウキのオカアサン…。



私は、黙ったままコクリと首を縦にふった…。




私は、勇気のお母さんに初対面するという

何の心の準備もなしに迎えてしまった、世間一般でいうこの大イベントに

多少の緊張感が走った…。




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