15のとき
カランカラン…





「いらっしゃいませ。」



タキシードを着たボーイがいるような店だった






ワタシしばし無言…




「予約してた榎本だけど…」



「はい、お待ちしておりました。」


ボーイは上品な笑みを浮かべ
夜景が見渡せる窓際の席に案内してくれた。




このとき
彼の名字を初めて知った…







偶然にも
ワタシと彼は同じ名字…
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