15のとき
奈美が中学に上がるのを待って


母は別の地で
一からやり直すことを決めた…





親に勘当されているため、実家に泣きつく訳にはいかなかった





住み慣れたこの土地を離れることに

不安や恐れがなかったといえば嘘になるが…



元夫が近くに住んでいると思うだけで


できるだけ早く離れたいという気持ちのほうが強かった…
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