15のとき
どうして…?



いま会ったばっかりじゃん…。





やっぱり“ヤリタイダケ”なんだ…。






分かったよ



いまはっきり分かった…。





「じゃあな。」


そう言い残して


さっさと立ち去っていくシンゴ…。






ワタシのことなんて好きでも何でもなかったんだ…。




彼の後ろ姿を見送りながら



もう二度と会うことはないだろう…と思った。



目から流れ出た


冷たいものが


ホホをつたい


唇にあたった…






初めての失恋は



しょっぱい涙の味がした…。
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