だいすきな先輩 【実話】
N駅に着いた。
【3番出口で待ってるからね。】
3番出口に出ると、私服姿の先輩がいた。
黒チェックのシャツにTシャツ、ジーンズ姿。
制服とは違う先輩にドキドキ
「待たせてすぃませんっ」
あたしは駆け足で近寄る。
「部活だったんだろ~?しょうがない!」
と言って、あたしにソフトクリームを渡した。
「これ…」
「腹減ってるっしょ?食べやぁ」
先輩は自転車を引きながら、あたしの歩くペースに合わせてくれた。