BALLOON~あなたの近くを飛んでいたいから~
「あおいさ~,たまにボ-ッとしてるよね。」

「…すいません。」

本当にゴメンなさぁい!!

「いやいや。僕の方こそごめん。」

「・・・。」

シーン…。空気が重くなっちゃったよ…。

私の…せい…?


それから歩いて3分ぐらい?で生徒会室に着き,私は10分ほど待っているのだが…先生
の来る気配が無い…。

もうすぐHRなのに…。もしかして…私の事忘れてる??

と,思った時。

-ガラッ-

!!

「りゅ…龍さん??」

「あぁ。」

いらいらMAXだね…。うん…。これヤバい。

「あの…何で龍さんが…?」

「ん?谷川に押し付けられた…ってか代わりにあおいの相談聞いてくれ…だって。」

は??先生大丈夫?頭…。

ってか龍さんキャラ違う…。

「んで?相談って何?」

いやいや。言えませんよ…。そんな…。

「いや…。あの…。その…。」

「ん?」



-ポロポロッ-

「え…。ごめん。怖かった…?」

気づいたら涙がでてて,龍さんを困らせてた。

「あ…の。-----。」

気づけば全部龍さんに話していた。

頑張って最後まで話した私の頭を龍さんは優しくなでてくれた…。

そんな優しさにどんどん涙があふれてくる。



私が泣き止んだのは…。3校時目…。かなり泣いたようだ…。

龍さんは壁に寄りかかって寝息をたてて寝ている。

かすかに,ス-ス-…。と聞こえる。


この優しさは…みんなにだろうか。

ふと,思った。
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