アタシとじいさん

トミさんは結局、アタシ同様ケンさんちで暮らすことになった。


ヒマな日はハルさんやズミさんも遊びにきたりして、

アタシは寂しさを全く感じない生活をしていた。




ケンちゃんのお見舞いには毎日行って、

顔をつねってみたり、くすぐってみたり、耳元で「おーい」と言ったりと、

前向きに看病(?)していた。



きっとみんないなかったら、アタシはこんなに明るくないと思う。



本当に感謝、感謝だよ。




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