アタシとじいさん

アタシはもう1日安静入院ということで、1人病室に戻った。




翔ちゃんはいろいろ用事があるらしく「また来る」と言って、帰っていった。




もうどこも怪我はないし、痛いとこもないアタシはヒマを持て余しながら雑誌を読んでいた。






「ヒマそうだな~!」



読者からのページを熱心に読んでいたアタシは、全く人の気配に気がつかなくて、

いきなりかけられた声にビックリしたものの、すぐに声の主がわかった。







ズミさんとケンさんだった。




< 49 / 113 >

この作品をシェア

pagetop