アタシとじいさん
一気に吐き出すように告げたケンさん。
いきなりの展開にアタシの頭はついてかない。
それってつまり…
「ケンさんと一緒に暮らすってことですよね?」
そう聞くと「嫌ならいい。よく考えれば、こっちは公共料金かさんで大変だし」と答えた。
「ちがいます!ただビックリして…
どうしてアタシにそこまでしてくれるのかなって…」
まっすぐ向けた視線に、ケンさんは目をそらして答えた。
「…気分…」
メニュー