アタシとじいさん
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ズミさんが娘さんと会う日の夜。
アタシは警備室に来ていた。
「ケンさんちにいるなら、安心だ」
そう笑顔で言うトミさんの言葉にハルさんも頷く。
結局、アタシはケンさんの家にしばらく居候することになった。
身篭のアタシを心配した病院の先生が、
友達の家より大人がいる家にした方がいいと言ったため。
まぁ友達にも「何かあったら困るから」と軽く拒否されて、
アタシも「そうだな」って納得した。
ケンさんちは思ったより広くて(サザ〇さんちみたいな家だった)、
日当たりもよくて、近所には優しいお婆ちゃんもいるし、
良い雰囲気な所だったから、新しい家が見つかるまでお世話になることにした。