‡俺様の定義‡
「相変わらず真君怖いね…」
「あぁ真樹はいつも怖い…
で?
話ってなんだよ棗。」
おっ?
俺にふるのか??
そこは琉架が話すんじゃね??
「早く話せよ棗。
俺らまで真樹に怒られる…」
マジで俺!?
ハァァァァ~わかったよ…
「昨日総長から電話で………………………ってわけ。
わかってくれましたか??
遅刻寸前のお二人さん。」
「遅刻寸前なのはいつも遅い実奈のせいだろ。
俺じゃない。」
「「そんなことはいま重要じゃねえよ!!」」
「ナギちゃんには正直に言っておきなよ…
ウチらに話したってことは、話さないまま行動したら後ろめたいと思ったっからでしょ??
このまま行動したら今度はナギちゃんに後ろめたいっておもちゃって、何をやってもうまくいかないと思うんだけど…
そんな気持ちで行動しても失敗するだけだよ…
失敗なんてしてほしくない…
ううん…
失敗どころかホントは組にも入ってほしくなかったし…組に入ったのも入る前に話したら反対されるってわかってたんでしょ??
そんな危険なことやめなって言われるのわかってたんでしょ??
ウチが言えば反対を押し切ることができないから…だから言わないで入ったんでしょ??
きっとナギちゃんも同じだよ…
反対すると思う…危険なことに首を突っ込んで…
大事な人が傷つくのなんて見たくないよ誰も…
でもしなきゃいけないんでしょ??
じゃあせめて正直に話してから行動して…ねっ??」
「実奈……」