‡俺様の定義‡
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side棗
ナギに本当のことを話してる俺ら…
ナギを悲しませない…
傷つけないって約束したのに…
もしかしたら今ナギは傷ついてるかもしれない…
「俺らって族のNo.2,3だったんだ…
だからサボるなって電話が総長から来たんだ…」
でも、今話さなかったらもっとナギを傷つけることになる…
「でも俺たちは族をもう抜けたいんだ…」
「棗と俺は抜けるためにあることをしなきゃいけなくなった…」
「あること??」
「あぁ、本当はやりたくないけど…俺らにしかできないし…
これをしないとお前らが傷つくことになる…
だから俺らはお前らを守るためにこの手段を取る。
今はまだそれが何か言えないし…具体的なことは話せないけど俺たちを信じて待っていてくれないか??」
俺は琉架がそれを言ったと同時にそこにいたくなくなって、
カバンを持って飛び出した。
後ろで琉架とナギがなんか言ってたけどそんなことを気にしている場合じゃなかった…
校門の近くまで行くと実奈と櫂斗が口論してた…
「お前らこんなところで何やってんの??」
「あっ!!棗からも言ってよ櫂斗にモデルやっれって!!」
「無理だろ言ってもこいつはやんないだろ。」
「なんで?」
なんでって…
酷い奴だな実奈…
「そりゃ少しでも長くお前といたいからだろ。
実奈も一緒にやればよくね?
お前ならモデルくらい出来るだろ?」