大好き☆


「……おはようございます。」



無愛想に挨拶をしてきたのは、このクラスの人であろう2年生の男子生徒だった。


「お、おはよう。」



私は慌ててそう返すと
イスにしっかり座り直した。

誰も入って来ないだろうと思っていた私は、かなり気を抜いていた。そんなダラダラな姿を見られて、少し恥ずかしかった。


『ここは家じゃないんだから、しっかりしなきゃっ!』



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