楽園の姫君


『えっ、そんな、それって、』

動揺を隠すことも考えずにひたすら言葉を紡ぐ。

『もしかして、』

「俺と結婚するの、嫌?」

しれっと答えたラナシュ。
アナリアーナは口をパクパクさせるしかない。


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