楽園の姫君



「クス。可愛いね、アナリは」



ラナシュが触れてきた場所に手をのばす。

もしかして、今ラナシュは彼の唇で私のそこに触れなかった?


後からじわじわと恥ずかしさが押し寄せてくる。


だって、だって…
今、もしかして、
キ……キ………ッ


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