もう、いいの。
夢見るバイカラー
うなされて、目が覚めた。
自分が見知らぬ部屋に
いることに気づいた。
え・・・と。
状況がわからないでいると、
「おはよ。ご飯できてるよ。」
学がキッチンから
身を乗り出して言った。
ワイシャツをルーズに
着込んだ格好。
出勤前って感じ。
あっ。
「会社はっ!!?」
「まだ大丈夫。六時半だよ。
けどね、もっと他に
くことがあるだろう。」
「何でここにいるかとか?」
「そう。」
「ここはどこだ?とか?」
「そう。」