もう、いいの。

八畳ほどのフロアと、

別についたキッチン。

これって


「学の部屋?」


「当たり。」


「どうしてあたしがここに?」


「覚えてない?」


学はそばにきて

ダブルなベッドに腰かけた。

あたしはハネ起きて、

頭のズキズキにうめいた。


「ものすごく飲んだの、

覚えてない?」


「覚えて」


…る。


あたしの許容範囲は生中3杯。

昨日はそこまで覚えているんだけれど、

そこから


カクテルに走った気がする。


なにせ、ヤケクソだったもんで。




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