もう、いいの。

う~ん

考えただけで、

心拍数が異常に上がった。

好き、なんだな。

高校生くらいの子が、

動静に憧れる、

だけならギリギリ許される

気がするけれど、

これはもう、許されないだろうな。

けど、あれだけカッコいいんだから、

実は女だなんてことは、

小さな欠点に過ぎないんじゃないか。

そうだ。

好きだ。

そうなってしまえば、

あとは、学に彼女がいるっていうことが

障害なだけで。

それだって、

蹴散らしちゃえばいいのだ。

そうじゃなくて、

学があたしなんかを選ぶのかってことだ。

たぶん、

女の子女の子した子が好きなんだと思う。

それに、あれだけ学自体が

奇麗なんだから、

きれいな子じゃないと釣り合わない。
…やっぱり

玉砕確実。

あたしはでっかいため息をついた。



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