愛しいキミへ



あーもう。

何であたしはこんな男にドキドキしてんの。
嫌み言われてひまわり買っただけじゃん。

馬鹿みたい。

だから、お願いだから落ち着いてよ。
この心臓。



チャリン。

と鈴の音を鳴らしてあたしは店からでる。
多分、あたしは母さんの病院に行くたびにこの店に来てしまう。

だって、こんなにもわくわくしたのいつぶり?

落ちついてよって思ってんのにあたしの心臓はまだうるさい。
もう店から出てるからうるさいのは暑いせい?


何にしてもあたしはこの日を一生覚えてる。
そんな予感がした。





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