蒼い月を見つけたら
知りたかった。それはきっと自分の存在理由にもつながるだろうから。
しかし、ミアは笑顔を作ってルイトに答えた。
「わかったよ。それじゃあ、わたしの味方の人たちのことを教えて?その話はルイトが話せるようになるまで待ってる。」
「ありがとう、ミア。本当にごめん・・・。」
「大丈夫。わたし、ルイトを信じてるから。」
この数日でだいぶ自然になった笑顔をルイトに向けた。
「うん。それじゃ、手短に説明するよ。」
ルイトもそれで安心したのか、また話を元に戻した。
「君の・・・僕らの最大の敵は月のグループだよ。君がナンバーワン。『ルナ』の称号を持つ月の長だ。」
ミアはこくりと頷く。
「そして、ナンバーツーを務めるのが僕らの敵のボス、北條春樹(ほうじょうはるき)。僕の通う大学の助手だよ。月のグループはそのせいで今真っ二つに分かれてる。君につく側と、北條を支持する側と。」
「テツヤさんは?」
「あなたたちの言い方をするなら、てっちゃんは月のナンバースリーよ。」
「そう。あとは月のナンバーファイブのコージ、それに太陽の長のカイがこっちについてるおかげで太陽のグループが君の味方だけれど、そのほかの星はほとんど敵だ。この間会った女の人覚えてる?」
「うん。サリナさんって言ったっけ。」
「そう。川瀬紗里奈(かわせさりな)。彼女は冥王星のナンバーツーだ。あと手強いとしたら・・・土星の長の阿久津恭平(あくつきょうへい)かな。北條と合わせてこの3人は好戦的で実際に君の命を狙ってくるだろう。残りの長たちは様子を伺ってる――表面上は。おそらく裏では敵方と通じている。完全に中立なのは金星だけだよ。」
「そうなんだ・・・。」
ミアはそこでふと疑問に思った。
「そう言えば、ルイトは?味方してくれるって事は太陽の人なの?あ、でもわたしの『ルナ』みたいに別の名前あったよね。サリナさんが呼んでた。たしか・・・」
しかし、ミアは笑顔を作ってルイトに答えた。
「わかったよ。それじゃあ、わたしの味方の人たちのことを教えて?その話はルイトが話せるようになるまで待ってる。」
「ありがとう、ミア。本当にごめん・・・。」
「大丈夫。わたし、ルイトを信じてるから。」
この数日でだいぶ自然になった笑顔をルイトに向けた。
「うん。それじゃ、手短に説明するよ。」
ルイトもそれで安心したのか、また話を元に戻した。
「君の・・・僕らの最大の敵は月のグループだよ。君がナンバーワン。『ルナ』の称号を持つ月の長だ。」
ミアはこくりと頷く。
「そして、ナンバーツーを務めるのが僕らの敵のボス、北條春樹(ほうじょうはるき)。僕の通う大学の助手だよ。月のグループはそのせいで今真っ二つに分かれてる。君につく側と、北條を支持する側と。」
「テツヤさんは?」
「あなたたちの言い方をするなら、てっちゃんは月のナンバースリーよ。」
「そう。あとは月のナンバーファイブのコージ、それに太陽の長のカイがこっちについてるおかげで太陽のグループが君の味方だけれど、そのほかの星はほとんど敵だ。この間会った女の人覚えてる?」
「うん。サリナさんって言ったっけ。」
「そう。川瀬紗里奈(かわせさりな)。彼女は冥王星のナンバーツーだ。あと手強いとしたら・・・土星の長の阿久津恭平(あくつきょうへい)かな。北條と合わせてこの3人は好戦的で実際に君の命を狙ってくるだろう。残りの長たちは様子を伺ってる――表面上は。おそらく裏では敵方と通じている。完全に中立なのは金星だけだよ。」
「そうなんだ・・・。」
ミアはそこでふと疑問に思った。
「そう言えば、ルイトは?味方してくれるって事は太陽の人なの?あ、でもわたしの『ルナ』みたいに別の名前あったよね。サリナさんが呼んでた。たしか・・・」