星色模様〜幼なじみの君と〜
「好きなんだ」


この言葉に時が止まる
そんな感じ


「また仲良くなった頃、最初は、友達としてこれからはやってけると思ってた」


うん、私はそう思っている
…今でも


「だけど、駄目だった」

「…」


ただ、聞いてるだけの私


「離れても、近くにいても、結局は里緒が好き」


切なげに稜平は言葉を続けていく

瞳を揺らしながら稜平の目から逸らしたいと思うのに、逸らせない


身体も動けなかった



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