星色模様〜幼なじみの君と〜
え、何、この展開…

無理っ


「あ、坂下ちゃん来た」


ドキッ


「お前らなぁ…」


颯にぃは呆れたように見て言った


「坂下ちゃん!生徒との親睦親睦!きつい練習なんだから楽しみもないとね」


優太君に溜息をつきながらも分かったよと言う



颯にぃと目が合うと、私の所まできて、


「さっき言ったばかりなのに外出てるし。…しかも、何か着てこいよ」


だ、だって、遥が急すぎて、羽織るものを持ってこれなかった


海が近いから、冷たい風が冷ややかに感じる


「ほら」


すると颯にぃは、上に羽織っていたのを脱いで私に差し出した


「ありがとう…」


.
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